認知症だから?それでもちゃんとわかってるよ。

勤務先の系列施設で秋祭りがあり、ボランティアで参加してきました。

そこの秋祭りは、フラダンスあり、阿波踊りあり、和太鼓、吹奏楽などの演目をおやつを食べながら見るというもの。学園祭みたいな感じです。

 

私のボランティアの役割は、入居している方の付き添いです。

手際良く注意事項を聞き、担当する方とご挨拶。80台半ばの男性の方でした。

 

老人福祉施設なので、ほとんどの方が認知症を患ってます。もちろん、この方も認知症があります。何度も繰り返す話に、さも初めて聞きましたみたいな返事を繰り返します。

 

この男性、若い女性と一緒で嬉しいなぁと、ニコニコしながら手を繋いできます。男性の目には、おばちゃんでも若い女性に移るんですよ。垂れた目尻を見せながら、ちょっと憎めない感じです(笑)

 仲良くおやつも半分こしました。

 

演目と演目の間の待ち時間が、10分程ありました。待つ10分は長く感じますねとの話に、長いか短いか感じるのは自分次第だよと仰りました。また、会話の中で100円で幸せと思うか80円で幸せと思うか。残りの20円は気持ちなんだよなんてことも。

まさかの深いい発言!

だてに歳を重ねているわけではありません!

 

認知症でも、色々なことを感じて、考えているんですよね。

認知症の人』ではなく、『○○さん』という一人の人なんですよ。

 

最後の挨拶の時

明日になったら忘れてしまうかもしれないけどありがとうですって!

こんな粋なこと言われて

心を奪われそうになりましたなりました(笑)

私のほうこそ

ほっこりとあったかい時間をありがとう☘️