感情コントロールが必要な感情労働
気持ちの切り替えって難しいって感じながらこなして来た仕事。困難にぶつかれば尚更感じていました。私の仕事って何だろう?
感情労働という言葉を始めて耳にして、 疑問に思っていたことがスッキリしたんですよね。
肉体労働や頭脳労働に続く第三の労働のことなんです。
感情労働とは仕事をする上で自分の感情を適切にコントロールをする必要がある職業をさします。
私は福祉施設の相談員として働いていますので、まさにこの感情労働に入ります。
因みに営業職や接客業も当てはまりますね。他の職業の方もこの感情労働的な側面を持ち合わせなければならないこともあると思います。
普段はこの感情のコントロールを無意識にしているんですよね。そうでなければ衝突ばかりになってしまいますから。
感情をコントロールするためにはエネルギーが必要なんです。エネルギーにも大小あります。感情経験の種類や頻度、労働の持続時間、経験する感情の強さによって大きく影響してきます。
明るくポジティブな感情が必要な接客業。場合によって生徒を叱る教師。私のような相談援助は、ポジティブな感情の他に悲しみや励ましなど共感も必要になります。電話のオペレーターやあまりお客さんが来ないコンビニの接客とでは回数が違いますよね。
感情のコントロールには演技力も必要です。
表面的に外見を取り繕う表層演技と内面から変えていく深層演技があるんですね。
こんなにコントロールをしていると相反する感情がぶつかってしまうんですよね。だって、自分の感情は胸の奥にしまっていますから、感情の葛藤が起こるわけです。
これが気持ちの不安定、大きなストレスにつながります。
様々な感情を表現するほど、仕事への達成感に繋がる可能性が高いのですが、反対にバーンアウトの原因にもなります。
ということは、セルフコントロールも重要になってきます。
自分の気持ちに気付き、整理をしていきながら、感情労働だからこそ得られる楽しみを見いださなければならないのです。
客観的にまた少し楽観的にものの見方を変えてみるのもいいですね。
なんて言いながらもいつも葛藤ばかりです。失敗もいっぱいあります。愚痴ばかりです。
そんな時「また少し頑張れる」と思えること
それは、家族からの一言です。
たった一言ですが、私の仕事の全てが込められている気がします。
ストレスもいっぱいありますが、感情労働も悪くないですね。
またがんばろう☘️